kafuu(カフー)の意味は、良いこと、幸運、ラッキー、吉報。息子の不登校をカフーに結び付けたい母は今日もガタガタ道でみつけた、ちっさいラッキーを記します!

Kafuu、不登校児の母となる

不登校を決めた息子を見守る母=Kafuuのa-ha!体験記です。

そうか!少年よ、君はモリ寄りかっ!もしかして

 


映画『モリのいる場所』特別映像

 

息子に一緒に観ることを断られた映画を一人で観た。

目次

 

 

モリは、30年間も自宅の庭より外側に出たことが無い。

 

朝食をすませると妻に「行ってらっしゃい」と見送られて庭に出るモリ。

二本の杖を巧みに使って歩行するモリをカマキリの赤ちゃんが横目で見ている。

蝶の羽ばたきに魅せられしばし観察。

鳥のさえずりに目を凝らし太陽の輝きを確認。

睡蓮鉢の金魚はモリの指を逃れてホテイ草の下へ下へと潜り込む。

庭木の先に芽吹いた枝葉に対し、昨日まで気づいてやれなかったことを詫びる。

 

一歩ずつは発見に満ち、なかなか先に進めない。

 

庭の外に出てみたいとは、思いませんか?

 

ある夜、妻がモリに問う。

モリは答える。

いいや、思わん。私にとって庭は、広すぎるから。

そうか!モリにとって庭は広すぎる宇宙。

狭い閉ざされた空間で日課を繰り返すなんて退屈に違いないという推測は、

余計なお世話に違いない。

 

モリと共に月日を重ねた妻にとって、

1日は多忙で疲れる。

時間を巻き直してやり直しさせてくれる、としてももう、これ以上はたくさんなのだが。

 

モリは、といえば、まだまだこれからも沢山生きたいんだ!と意欲的だ。

 

同じ時間を共有してきた2人が、

この先の限られた未来に求めるものの違いを認めあう場面。

束縛感が無くて軽やか。

爽やかな気分になった。

 

さあさ、そろそろ教室へ行く時間ですよ。

 

妻が夜型制作者であるモリをアトリエへ行くよう促すと

いいな、みんなは学校が無くて…と名残り惜しそうに、

そして億劫そうに茶の間から退席していくモリ…。

 

 

 

なんでも不登校に絡めて考える癖がついてきている母=kafuuである。

今日は画家-熊谷守一

探究心の凝らし方を見つけ、

人生を味わうことの自由さを知った。

君も観てみればいいのに、と推したい映画を観た。

生来頑固な君に紹介しておきたい。

エロスも意地悪も無いぞ。そのまま素直に眺めればいい。

 

余談だが

 

ちなみに母=kafuuは幼少の頃から容姿が樹木希林に似ていると言われてきた。

時に憤慨しながら成長してきたのだが、今では時々自覚してしまう。

 

また、熊谷守一の実写真は、母=kafuuの祖父に似ている。

ポンジュースの色に似ているから、

 

えひめ飲料 POM ポンジュース 1L PET×6本

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と名付けた野良猫/ポンを抱いている写真が何処かにあったはずだ。

 

君は、観ないかもしれないけれど、この映画に安心感を感じるとしたら、そこら辺の理由もあるだろうね。